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長細い会場の一番奥には巨大な:直径2メートルを超える縦に吊された立体円形の桶型パネルの内部に、様々に角度を変えて取り付けられたアルミ板達。その”両面 ” にyukikoの世界が広がっている。 アルミ板に、アクリルと、金彩、溶かして盛り上げられたゴム、貝粉等で描かれた- A面 :単純な形の反復と重なり→無限、絡まり、固まり、熱。 B面 :ばらされた人間のボディーパーツの再構築→感受性の仕組み -両面 性を孕んだ作品は今まで誰も見たことのない迫力と奥行きで、見るもの自身をその強い磁気で ひきこんで再構築するほどの力を持っている。 そして中央のアルミ板にはA,Bの両面をつなぐ「みち」として、hideによりfuzeされた、まるで水の一滴が水面 に着地して王冠を造った瞬間を凍りつかせたような分厚いガラスの固まりが「 はめ込まれ」ている 。ガラスは”ひかり”をA面からB面、B面からA面に伝えるのである。溶かされて、長い長い時間をかけて固められた分厚いガラスのミルキーな肌を通 して見える、「反対側の光」は、海に深く潜ってふり返ったとき見る太陽の光にも似ている。 |
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東京の日が暮れる頃、2部のクロスオーバーコラボレーションイベントの幕が開けました。、会場のスポットライトは消され、yukiko:hideによるコラボレーションパネルに取り付けられた陶器の肌を透けて光るライトと、吊されたhideによる陶器製ライトが、幻想的な雰囲気を造っている。パネルの位 置が反対の壁側にずらされ、スペースの真ん中に小さなパフォーマンススペースが設けられた。そのまわりを取り囲むように陶器のライトが神秘的な光を放っている。 ポーランド人写真家anitaのセルフポートレイトが壁に映し出され、小気味よいペースでどんどん入れ替わる。同時にテーマである"fragile"をモチーフにした詩が写 真とシンクロしながら読み上げられるいく。「わたしはだれ、わたしはだれ、fragile.....」。 スライドと、詩の朗読が同時に終わった瞬間に真っ暗な闇が会場を包んだ。アニータの写 真の深い色達が参加者たちをより豊潤な暗闇の沈黙の中に送り出す。その心地よい余韻に浸りきる前にスポットが一つ、ステージに点灯して、津軽三味線の一太刀がまだ居たい気がする静寂を破った。 山崎ノリカズの三味線が柔らかだった空気を瞬時に堅く引き締める。ひくと言うより”叩く”感じで音をひきだす奏法はつらい冬を乗り切る気合いの象徴のなのか、その澄んでいて強い音色が、いかにも自然にブルースのコードに載っていた。xxxxxによるギターが津軽三味線の旋律に乗っかっくると、今まで聞いたことがない、東洋と、西洋の弦楽器の音色が引き合い、又、ぶつかり合う不思議な緊張感に参加者も言葉を失うほど引き込まれていった。 |
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ふたつ弦楽器による演奏の余韻で暖かくなった参加者の心が静まっていく暗闇の中、辻経緯子による3部からなる映像がロールしはじめた。DJユウジは経緯子のblack&whiteの映像を音で参加者の耳に"色づけ"していくかのように、ステディーで出しゃばらないが、スパイスの利いたバックアップをしてくる。 3部からなる映像の2つめがロールし始める。ステージ上にスポットが点灯し、その中にHideがロクロの前に座っている。Hideは大きな粘土の固まりをロクロの上にたたきつけるように据えると、その回転に任せて、みるみる粘土の固まりを押し縮めた。そして、一瞬身体をまっすぐにすると、その固まりに今度は寄りかかるようにして、抱え込んだ。腕に力を込めてその固まりを両側から押し縮めると同時にロクロのスパイラルエネルギーと腕力で大きな粘土の固まりを上方へと高く高く引き延ばしはじめた。映像と音に、とシンクロしながらhideのロクロパフォーマンスも進んでいく。 細い木の棒を支えに、粘土の固まりはついに1,5メートルの高さの細長いシリンダーにまでのばされた。もうこの辺が粘土の伸張性の限界ぎりぎりと言うところだろう。hideは支えの棒を引っこ抜いた。。引力と遠心力で細長い粘土のシリンダーがスウィングし始める。振動の幅がどんどん大きくなる。。"fragile"のテーマどうり、手で支えられながら、のびきった粘土が「綺麗」に壊れていくのを、参加者は見送った。 暗転。 そして、いよいよ映像の最終章。ヒデがロクロでこぶしよりちょっと大きい、中が空洞の粘土のタマを次々に作っていく。まるで手のなからどんどん粘土の生命体が生まれ出るようだ。生み出されたタマを設置された5個の水槽の中に次々に投げ込んでいく。水は粘土が解けて壊れていくプロセスをスローモーションで見せてくれる。映像とシンクロするためにそれは必要不可欠なことでもある。水槽はタマが投げ入れられると同時に下からライトアップされ、空洞のタマが泡を吹き、裂け、沈んで、壊れていくのを映し出す。最初の30秒は水槽の上の方で漂っているボウルはやがて泡を吹き始めるとだんだん沈んでいく。そして水槽の中央付近におりてきて、「魂」をはき出したタマは一気に裂けて底に落下するのだ。ライトアップされた「泡」はまさにある生命の象徴のように壊れやすく、つかみ所がなくて、とても「うつくしく」輝いて消えていった。 最後に投げ入れられたタマが壊れ果てて崩れいくころ、えいぞうもまた終わりを迎えた。突然の暗転。一呼吸置いて大音響でガラスの壊れる音が暗闇に鳴り響いた。。。end of the day. |
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